パンが危ない。

皆さんはパンを食べますか?私、薬膳生活実践者は最近小麦粉を使った普通のパンを食べるのを止めました。一番大きな理由は、前回に書いた[雲きくらげの薬膳佃煮]をご飯と一緒に食べるからなのですが、香港の仲間から恐ろしい話を聞いて調べて見ました。現在、日本の小麦粉は国産が12%しかありません。日本で消費される小麦粉の約9割が輸入品で、殆どが北米の小麦を日本は輸入しています。グリフォサート・・・・何でしょう?

これは遺伝子組み換えの世界的大手である米モンサント社の除草剤です。現在、小麦はまだ遺伝子組み換えはありませんから、除草に関してグリフォサートを使用することはありません。ではなんに使うのかと言うと、収穫前の小麦にこのグリフォサートを散布するのです。こうすると小麦が枯れて収穫しやすくなるため、殆どの農家が使っていると聞きます。このグリフォサートは実は悪魔の農薬なのです。既にモンサント社はこの除草剤の発がん性で裁判を起こされ、多額の賠償金を支払っています。

このグリフォサートの発がん性は間違いなく、欧州の殆どの国では厳しく規制されていますが、何と日本政府はこのグリフォサートの残留基準値を世界の動きに逆行して昨年大幅に緩和してしまったのです。ネットで調べるとこんな文章が見つかりました。マスコミは報じていません。

 言うまでもなく、モンサントの農薬グリホサートは広範囲に健康に被害を与えると考えられているものだ。発ガン性はもちろん、内分泌撹乱物質として生殖機能に影響を与える可能性が濃厚であり、腸内細菌を損ない、アレルギーなど自己免疫疾患の原因となったり、神経毒として自閉症や認知症を誘発する可能性が指摘されており、今、世界的に禁止に向けて動きが活発化している。

  EUで5年間の使用延長に賛成したドイツではその後、国内ではグリホサートの禁止に向けて具体的に動きだしている。
  こんな情勢の中、日本では最大400倍、グリホサートの使用規制が緩和される。遺伝子組み換え大豆以上に小麦から日本の住民はグリホサートを大量摂取する時代が幕開けしてしまった。

私は15年間海外に住みましたし、アメリカや欧州の会社と一緒に仕事をしたので理解できますが、日本は未だに米国の植民地と言うのが実態です。東京の空は米軍が広く使用権があり、日本の飛行機はそこを通れないのです。一都八県にも及ぶ広大な地域なのです。横田空域は、新潟県から東京西部、伊豆半島、長野県まで広がり、12,000フィート(約3,700m)から最高23,000フィート(約7,000m)の高度に上る空域であり、現在、この空域においては米軍が管制業務を行っています。

この薬膳のブログにあえて書く必要性はないかもしれません。しかしアメリカの言うことなら、国民の健康が犠牲になっても良いのでしょうか?既に輸入小麦を使った製品の7割からグリフォサートが検出されたそうです。一方、中国からの輸入食品に対しては、税関で厳しく検査がされており、米国産は安全、中国産は危険とは決して鵜呑みには出来ないのです。また新製品開発のため、今後パンを食べる機会がありそうなので、大豆パンか米粉パンか?何か探そうと思っています。

今の日本、本当の事は自分で調べるしかありません。情報を共有したくあえて書きました。