おはようございます。ちょっと久しぶりの更新になりました。私の母親の白血病、抗がん剤治療に伴う肺炎では、たくさんの方にお見舞いメールを頂戴し、感激しております。肺炎のほうはなんとか抑え込むことが出来ましたが、深刻な血小板減少で輸血を再開しました。何とか乗り切って欲しいと思います。
さて、本日は皆様にお話ししたい事があります。それは病院に行くことについてです。今回、私の母親は進行性の遅い白血病にかかってしまいましたが、89歳の今でも一人で暮らし、なんでも自分でやり、午前中は私や孫のアドバイスを聞いて株式投資をやり、午後からは7匹の猫たちの世話をする毎日でしたが、とても元気でここまで来ました。その彼女の行動を振り返ってみますと、頻繁に病院へ行くのです。89歳まで生きてきたわけですから、膝関節の痛み、腰椎の間の軟骨のすり減りによる痛み、白内障など、体に異常をきたせばすぐに病院に行き、膝も、腰も、目も手術をして回復しました。今回の白血病も、早い時期から脇腹への痛みから検査に行き、分かっていました。
つまり、体に異変があればネットで調べて、面倒くさがらずに病院に行く。という事です。そういう私もつい先日、病院に行きました。超健康人間の私が何故?なのですが、先日から耳鳴りがひどく、それも虫が鳴いているようなジージーと言う音が右からだけ頻繁に聞こえます。最初は耳くそがたまっているのかと思いました。今は優しい女性が近くにいませんから、膝枕で耳掃除・・・・誰もしてくれません(泣)自分ではなかなかしないので、それかと思い掃除しましたが一向に治りません。そのうち後頭部に偏頭痛が起こり、2日間続きました。私は若いころには頭痛がありましたが、もう何十年も頭痛などなく、ネットで耳鳴りと偏頭痛を調べてみますと、脳梗塞など怖い病気の可能性があるとの事で、慌てて頭の中のMRIを取ってくれる病院を探し、診察してきました。
医師は、画像を見て、何も問題がありません。脳の萎縮も、脳梗塞などの兆候もなく、血管もきれいに映っており、おそらくは目の使い過ぎによる疲れと、精神的なものだろうという検査結果でした。少し拍子抜けもしましたが、自分が一番自分の体を知っているわけですから、これから先、異常があれば早め早めに病院に行って、安心を手に入れたいと思っています。
アベノミクスの解説などでは、貧しくなるばかりの日本人の生活をお伝えしましたが、こと医療に関しては、我々日本人はとても恵まれています。国民皆保険制度があり、病院の数も多く、盲腸で入院、手術だけで最低200万、場合によっては5-600万円もかかる米国と比較しても、また最初に入院費、手術費用の半額を支払わなければならない中国、病院数が少なく、公的病院の予約だけで数か月も待たされる香港などと比較しても、我々日本人は医療に関しては本当に恵まれています。
私がネット通販を始めるきっかけになった、弊社香港人マネージャー、キャッシーの帰国後ですが、大腸がんで人口肛門をつけたお父さんの世話で家族全員が疲れ果てています。深夜に痛みが出て救急車を呼んで入院します。しかし二日ほどでまた家に帰されます。そしてまた救急車で運ばれ、2日で帰される。これの繰り返しだそうです。また入院時に汚物の掃除なども看護士はやってくれず、必ず家族がやらなければなりません。もちろんシーツ交換も。人口の割に公的病院の少ない香港では、これが当たり前であり、良いサービスを受けたければ、私的な病院に行くしかありませんが、一日15万円かかるそうです。
確かにコロナは収まっていませんが、皆様も医療に関しては本当に恵まれ環境にあられますから、自分が異変に気が付かれたら、面倒くさがらずに、早め早めに医師の診察を受けていただきたいと思います。