ロシアも日本も

おはようございます、天皇誕生日で日本の株式市場がお休みなので、ブログの更新をしておきたいと机に向かいました。本業の株式アナリストの仕事もとても忙しく、何故こんなに毎日一生懸命に働いているのだろう?と思うほどです(笑)昨日なんかは、株式市場が終わってから、なつめが足りないと事務所に言われ、預けてある温度管理冷蔵庫に取りに行って、数百キロの大なつめを事務所に運び込み、その後は会社の車のリコール点検、終わってから昨日の発送。佐川急便、ヤマト運輸とも契約がありますが、クリックポストや、PAYPAYフリマの分は、毎日私が運んでいます。

その後は香港の銀行関係者と資金繰りの話。大なつめや大枸杞予約代金の支払いや、開店予定の直売所の費用など。夜遅く帰国して株の仕事をして、朝からは売れた商品の再出品・・・・これで株式市場が休みでなければ今頃は買った、売ったと大忙しなんですよ。でもね・・・・疲れないのですよ全く!

それが仕事が好きなのか?責任感からなのか?薬膳生活のおかげなのか?分かりませんが、一階の食卓から二階の私の部屋に上がる時に、階段を走ったりして上がるぐらい元気です。相変わらず睡眠時間はとっても短いですが、とっても深い眠りですし、食欲に性欲だって未だにあります(大笑)

さてロシアのウクライナ侵攻についてですが、ウクライナ東部の新ロシア派支配地域の独立を認め、軍隊派遣と言うところまで来ております。何故世界中の反発を受けてロシアはこんなに強固なのかと言いますと【ロシアはもう大国ではない】からなのです。第二次世界大戦の後、ロシア(旧ソビエト連邦)は米国と世界を二分するほどの強大な力を持っていましたが、ソビエト連邦崩壊以降はじり貧で、今や経済力では世界のトップ10にも入っていません。

そんなロシアの最大の外貨獲得手段は石油と天然ガスの輸出で、なんとロシアの輸出の6割が石油と天然ガスなのです。特に天然ガスはドイツを中心に欧州各国へパイプラインを通じて送られていますが、欧州は脱二酸化炭素社会への取り組みが急で、風力、太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電電力は全発電量の4割弱まで伸びてきています。日本は遅れており2019年度で18%しかありません。

これが輸出の大半を原油と天然ガスが占めるロシアにとっては大変な事なのです。確かに今、欧州はロシアの天然ガスを必要とし、多額の輸出があるものの、もっと再生可能エネルギーへの転換が進んでしまうと重要な輸出商品である天然ガスの需要は減る。おそらくですが、ロシアは撤退の条件として、天然ガスの長期契約を狙っているのだと私は思います。

日本もロシアと同じです。米国に次いで世界第二位のお金持ちのように思っている人がまだたくさんいますが、1980年に世界の10%を占めていた世界経済に対するGDPの割合は、年々低下し今や中国の3分の1しかありません。もう大国ではないのです。しかし国民から金を巻き上げて勝ち組は相変わらずと言うのが今の日本であり、国民の所得は減り続けていても、国会議員の報酬は世界第三位の3000万円です。

引き続き、大企業と米国と、勝ち組の保身のために働く国は当てにせず、心と体だけは健康で暮らしましょう!