管理人です。今は5月12日の朝の5時半。先週に株の顧客にそろそろ日本株も大きく下げる可能性と言うレポートを配信しており、特に忙しくはありません。そんな中、最近のニュースで渡辺裕之氏に続き上島竜兵氏の自死が大きなニュースになっていおり、自分も思うところがあるのでブログを書いておきます。

まず最初に書いておきますが、私は今まで一度も自分で自分の命を絶とうと思ったことはありません。辛いことがなかったのか?と言うと決してそうではなく、肉親による大きな裏切りも経験しましたし、命懸けの手術に挑んだこともありました。でも、自分で自分の命を絶つ。そんな気持ちにならなかったのは、二つの言葉が常に自分にあるからです。

私の母は、昨年の白血病から復活し、ネコ7匹のお世話で忙しい毎日に戻っていますが、91になる母親が私に言い続けて来たことがあります。それは”人は一生階段を上り続けなければならない”と言う教えと、”人は一人で生まれてきて、一人で死んでいく”と言う二つの言葉です。以前にも書きましたが、人の人生、どう生きたって7-80年、永遠の命の山から見れば短い時間です。

しかし、我々は生まれてきたのです。少なくとも私はまだまだこの自分の短い一生で、階段を上りつめたとは思っていません。確かに株式アナリストとして多くの顧客からの信頼はありますし、そこそこの財産もあるでしょう。でもまだまだなのです。満足感などどこにもありません。何かをこの世に残して死にたい。その気持ちは以前よりずっと強くなってきています。

もし私の前に、今、自分の命を自分で絶とうとしてる人がいたならば、問いかけてみたいです。あなたは一生懸命に階段を上ろうとして来たのか?この世に生まれて来た事に対して責任は果たしたのか?

渡辺裕之氏、上島竜兵氏、先の竹内結子さん。彼らの自死については、私のような凡人では見えない何かがあったのだろうと推測しますし、少なくともと努力して名前が世に出た人々なので批判も否定もしません。でも私のように自分の人生がまだまだ努力が足りないと思っているならば、死ぬことは出来ません。人はちゃんと生きておれば、日々の暮らしは退屈なものです。私は毎日三時に起床し、本業の株の仕事を夕刻三時までやり、その後は薬膳ビジネス。晩飯食って、最近始めた家事をやって、寝る前の酒を飲んでとっても深い眠りを三時間ほど。ずっと同じ。

辛くて、退屈で、時間だけが過ぎていく。そあ思っている方も多いかもしれません。それでもこの世に生まれて来た責任があります。何かをこの世に残して死にましょう!そういう気持ちがあれば大丈夫です。