安倍元首相の訃報について

こんばんは、管理人です。今日は午後からはとても忙しい一日でした。株式市場の昼休みに安倍さん銃撃のニュースが出て、午後の株式市場は波乱含みとなり、私の顧客であるアジアの富裕層からの問い合わせの対応で大変でした。

私自身は自民党の政治や、安倍晋三と言う男のアベノミクスについては何度も書いております通りに【米国と大企業を豊かにして特に若い世代の日本人から夢を奪った】と思ってはおりますが、同じB型人間でもあり、茶目っ気のある安倍氏の性格は決して嫌いではありませんでした。謹んでご冥福をお祈りします。

さてこの銃撃殺人事件について、自民党幹部、野党党首も民主主義の根幹を揺るがす蛮行で決してやるせない!とコメントを出していますが、元2チャンネルの管理者で現在は実業家のひろゆき氏が思い切ったコメントを出しています。内容は

(社会に疎外されたと感じる日本人の多くは自殺を選んできたけど、他殺を選ぶ人が増えるという悪い予想が当たってしまってる昨今。そろそろ、蔑(ないがし)ろにされた人々に向き合うべきかと)綴っています。報道されている犯人は奈良に住む山上徹也と言う41歳の元海上自衛隊員との事ですが、彼が社会に出てからほとんどの時間を実質の賃金が下がり続けた時代であったことが分かります。

この表をご覧ください。

世界ランキング「賃金上昇率」…世界主要国33ヵ国で比較|資産形成ゴールドオンライン (gentosha-go.com)

国民負担率

租税負担 社会保障負担
1996年度 35.2 22.9 12.3
1997年度 36.3 23.5 12.8
1998年度 36.2 23.0 13.2
1999年度 35.4 22.3 13.1
2000年度 35.6 22.6 13.0
2001年度 36.5 22.7 13.8
2002年度 35.0 21.2 13.9
2003年度 34.1 20.5 13.6
2004年度 34.5 21.0 13.5
2005年度 36.2 22.4 13.8
2006年度 37.0 22.9 14.0
2007年度 37.9 23.5 14.4
2008年度 39.2 23.4 15.8
2009年度 37.2 21.4 15.8
2010年度 37.2 21.4 15.8
2011年度 38.9 22.2 16.7
2012年度 39.8 22.8 17.1
2013年度 40.1 23.2 16.9
2014年度 42.4 25.1 17.3
2015年度 42.3 25.2 17.1
2016年度 42.7 25.1 17.6
2017年度 43.3 25.5 17.8
2018年度 44.3 26.1 18.2
2019年度 44.4 25.8 18.6
2020年度 47.9 28.2 19.7
2021年度 48.0 28.7 19.3
2022年度 46.5 27.8 18.7

先日のG7で岸田首相は発展途上国などへのインフラ投資に8兆8000億円拠出を宣言しました。この金額は現在学生たちを苦しめている奨学金をチャラにして、無償に出来る金額なのです。私のように外国で長く暮らして来た人間から見ますと、今の日本は民主主義国家ではありません。次から次へと生み出される新しい税。2024年には森林環境税が導入されます。既に収入の半分以上を国に巻き上げられ、勝ち組以外の国民は疲弊するばかりです。私の目から見て、日本は社会主義国です。

社会主義と言えば中国を想像するでしょうね。先日、上海のロックダウン再開に備えて、私が日本料理店を経営していた深圳の日本料理店経営者たちと話をしました。私がいたころより大きく発展し、米国のシリコンバレーに匹敵する大都市になっていますが、全てのバス、タクシーは電気自動車ですが、私が驚いたのは60歳以上の全ての市民は、バスと電車が無料で乗れるとの事です。どちらが国民に優しい政府なのかと思ってしまいました。

言論ではなく暴力で人を殺めた今回の事件は決して許せませんが、これをきっかけに政府が弱者の声にも目を向けてくれればよいなと思っています。