明けましておめでとうございます!

本日は2023年1月3日。私は新しい年の仕事始めです。私は今新春の投資に対するレポートを書き始めていますが、今年は荒れたマーケットになるという予感がしております。みなさんはバブルと言う経済用語を知っておられますか?バブルと言うのは英語で泡と言う意味で、実体のないものがその価値以上に価格が上昇し、やがて泡のように破裂し急速にしぼむことを言いますが通常の経済ではバブルは発生しません。

大きな危機が訪れ、中央銀行が大量のマネーをマーケットに流し込むことによって起こります。日本のバブル相場は1986年から1991年の2月までに起こりましたが、バブル相場が始まる直前には1985年のプラザ合意で1ドル240円から一気に120円まで円高が進み日本経済が大打撃を受けたため、日本銀行は金利を下げて金融緩和を行って大量の資金を供給したためにバブル相場が始まったのです。その後米国ヘッジファンドが外圧で上場させた日経平均先物を大量に空売りして、日本のバブルは崩壊しました。

米国株は2009年3月から2021年1月まで実に12年間も上昇しましたが、やはりバブル相場が始まる直前の2008年9月には米国の投資銀行であるリーマンブラザーズが史上最大の赤字を抱えて倒産し、株や不動産は暴落しました。俗にいうリーマンショックです。これに対して米国は大量の資金をマーケットに投入し、それが米国のバブルを生んだのです。本当はもっと早くに米国株のバブル相場は終わっていたはずなのですが、2020年3月には米国で新型コロナが大流行し、米国政府は全国民に3回にわたりコロナ補助金を支給し企業にも手厚い支援をしましたが、結果的にこの資金供給がさらに株価を押し上げることになりました。

昨年米国株は下落しましたが、これがバブル崩壊相場であるならばもっと大きく下落する可能性があり、私は昨年度は日本株も含めて全世界の株式市場への買いは推奨しませんでした。まだ米国株価指数は大きくは下げていませんが、米国を代表するappleやAmazonの株価は半値以下、テスラに至っては高値から4分の1に下落しましたがまだ反発の動きは強くなく、今年の前半にさらなる下落があると感じています。

ただ大きく値下がりしているビットコインなどの仮想通貨や、appleやAmazonも下げ続けることはなくやがて上昇します。私はもう40年以上相場と戦ってきましたが、多くの投資家は【買うのを待てないから負ける】のです。私はアジアの富裕層に向けた新春レポートでも待ちましょうと書くつもりです。

まだ漠然としか分かりませんが、私は世界が変わろうとしているようにも感じています。今回のコロナの世界的流行、ロシアのウクライナ侵攻、米中の対立等々。つまり我々が生まれたからすずっと享受してきた平和を前提にした民主主義、資本主義の崩壊と言う意味です。現時点でうまく説明は出来ませんが、行き過ぎた資本主義は経済的な格差を生み出します。最新の統計によりますと世界の超富裕層1%の資産が世界の個人資産の37%を占めており、コロナでさらに格差は広がっています。

日本でも一部の富裕層は資産を増やしていますが、かつて中間層と言われた人たちから貧困層に脱落する人が多くなり、確実に格差は広がってきています。どうでしょうか?一部の金持ちがこの世の春を満喫する中、日々の食事もままならない人が増加すればどうなるのでしょう?おそらくは治安の悪化と、強い指導者を求めることになるでしょう。ヒットラーが生まれた時代に世界は向かっているように私は思います。

正月早々暗い話になってしまいましたが、世界や国と言う大きな流れに私たちは逆らえません。ならばポジティブに毎日を前向きに生きれば良いと私は思うのです。まっとうに働いている人の日々の暮らしは同じことの繰り返しですから単調で退屈な毎日です。私も同じです。しかし今日より明日をよくするために勉強をしたり、自分自身が健康を維持できるように工夫や努力をすれば、単調な毎日にも変化が出るのではないでしょうか?

私は昨年、左ひざを痛めてしまい医者から加齢による膝の変形症の初期で半月板の間隔が狭くなっており、やがては手術も必要になると言われましたが、膝の周りの筋トレを続け、歩き方を傷んでいない外側に体重をかけて歩き。今や平坦な道ならばほとんど痛みを感じないほどに回復しました。今年一年、私はさらに健康になれるように努力をします。ぜひ皆さんもポジィティブに頑張ってくださいね!

なつめの新物や、新商品の販売は次回ご案内させていただきます。