分かりやすい経済のお話し

皆さまこんばんは!今は2月25土曜日の深夜、いやもう日曜日になりました。私はすごく文章を書くのが早いので夜中の二時ぐらいには書き終えると思いますが、LINEの着信音が鳴ったらご迷惑ですから、朝配信することにします。

私のようなブログの書き手と言うのは見えないお相手に向かって発信するわけですから、皆様が何の事を知りたいのか?何を書けばこのブログを見た事を良かったと評価されるのかは、書き手の私には分かりません。

分かりませんが、LINEで私に頂くメッセージの中に日本の今や、経済の事を書くと”勉強になった”との返信をよく頂きますので、今夜は経済の事を書かせていただきます。周りの女性に国債や金利、円安のお話をしてもチンプンカンプンみたいなので、今夜は出来る限り分かりやすく書いてみます。読み終えた後、本当に分かった、勉強になったと思われたならば私にメッセージくださいね!

ちなみにチンブンカンプンと言う言葉の由来は听不懂,看不懂と言う中国語が語源と伝えられています。発音はチンプトンカンプトン。意味は聞いても見ても理解できないという意味ですね。

さて先日、日銀、日本銀行の新総裁が東大の経済学者である植田氏に内定したというニュースが流れ、一昨日には衆議院において新日銀総裁候補として所信表明を行いました。実はこの名誉ある日銀総裁への政府からの就任依頼を受けても日銀関係者は誰一人として職を受けなかったのです。本命視されていた雨宮副総裁も、元副総裁の中曾氏も。

何故でしょうか?今回、日銀の新総裁は大変な仕事が待っているからなのです。つまりアベノミクスによって大量に日本円を発行し続けて、日本国債と株式市場へ資金を流し込んだ後始末をつけなければならなりません。そもそも通貨発行権のある中央銀行がリスク資産である株式や国債を買うなんてことは、世界でどの国も行っていまません。今や日本国債の買い手は日銀が8割になってしまっています。

今は少し落ち着きましたが、強烈な円安になった原因は世界的なインフレで、欧米の中央銀行は一斉に金利を上げて、マーケットに流し込んでいた資金を引き揚げにかかりました。

ちょっと考えてみてください。株式や仮想通貨や、金などのリスク資産に投資をするよりも、米国であれば5%の金利が貰えるのです。ですから株式を売って、安全資産である米国債に投資をするのは大きなお金を運用する人にとっては当然の行動なのです。

しかし、黒田日銀総裁は日本だけは金融緩和を続けると言い続け、0金利政策を続けた結果、強烈な円安に向かったのです。当然です、日本の生損保などの運用担当者も円を売って、ドルに換えて米国債に投資しようとしますからね。もちろん米国のヘッジファンドが大量に日本円に売り仕掛けをして大儲けしたのは言うまでもありません。では何故日銀は欧米のように金利を上げられないのか?

それは日本国が発行した国債の残高約1100兆円の半分以上を日銀が買い入れて保有しているためです。金利を上げるとどうなるか?日本国債の価格が下落してしまうのです。12月の日銀金融政策決定会合において、黒田氏は突然長期金利の変動幅を0.5%に上げるという実質上の利上げを行いました。

これにより日銀は膨大に保有している日本国債の下落によって大きな損失を被りましたが、外国人、特に米系ヘッジファンドは、やがて日本はさらなる利上げに追い込まれるとして、大量に日本国債を売り仕掛けており、数日前のニュースでは外人の日本国債売り越しは過去最大の4兆1000億円になったという報道がありました。

これは外人が保有する日本国債を売っているのではなく、先物取引を使って投機しているのです。つまり現在価格が例えば100円の物を先物を使って売り、将来50円に値下がりすれば差額の50円が手に入る仕組みなのです。思い起こせば1989年の日本のバブル崩壊も、米国からの圧力で日経平均先物を上場させて、リーマンブラザーズが大量に売り仕掛けバブルを崩壊させて大きな利益を得た事を私は覚えています。

もし植田新日銀新総裁が後0.25%金利を引き上げれば、日銀の持つ日本国債はさらに値下がりし、完全な債務超過に陥ってしまうのです。世界三大投資家と言われるジムロジャース氏は近い将来日本は利上げに追い込まれる。日本は大規模な金融緩和で円安に誘導し、株価を上げて恩恵を受けた人もいるが、中央銀行の日銀が間違った経済政策を続けてきたツケは大きい。惨事は早いほうが良いと断言しています。

金利を上げなければ日米金利差の拡大で円安になり、ますます国民生活は圧迫され、金利を上げれば日銀そのものが債務超過に陥ってしまいます。日銀関係者が誰もが日銀新総裁への就任を断った理由も分かりますよね。

3月の日銀金融政策決定会合では、最後の金融政策決定会合に臨む黒田氏がさらなる利上げを発表して、新総裁にバトンタッチするのではないかと言われていますが、植田さんは大変でしょうね。少し経済のお話を書かせていただきました。

薬膳については、サムゲタンや薬膳茶に使う高麗人参6年物紅参のひげ根の販売は明日から始めます。多分世間の価格の半額ぐらいで販売しますので早く売り切れると思います。限定100セットしかありません。

私は水で半日戻して韓国の伝統的料理である高麗人参のてんぷらにしていただきましたが、苦くて甘みのあるごぼうのようでした。それと香港薬膳ショップで販売されている調合済みの薬膳茶のサンプルが届いたので、毎晩一品ずつ試しています。これだ!と言う薬膳茶が見つかりましたら、皆様にもお勧めさせていただきますね。