おはようございます、管理人です。今朝は米国株式市場にも大きな変化は起こらず、日本も無事に3月期末配当権利取りの売買も終わり、本日の配信レポートに書くことも少ないため、ブログの更新をしようと思います。薬膳の事にとどまらず、思いついたことを書き綴る私のブログですが、お品物をお買い上げの際に、いつもブログ楽しく読んでるよ!なんて書き込みもあり、今朝も書いてみます。
私の香港生活時代はほとんど在留の日本人とは付き合わなかったのですが、仕事柄銀行、証券関係者との付き合いはあり、彼らと飲んだ時の話を書きます。参加者は欧州の銀行のプライベートバンカーの日本人と彼のBOSSのフランス人、米国投資銀行の米国人、そして私で、私と日本人プライベートバンカーの友人がスポーツBARで飲んでいるときに彼らと出会って、一緒に飲む事になったという流れなのですが、白人てのは決してひとくくりには出来ないのです。特に欧州の白人と、米国、カナダの白人と言うのは思想、趣味などもかなり違っていて、対立もあります。
例えば米国人が好きなスポーツは野球、アメフト、バスケットボールですが、欧州人は野球よりサッカーを好みますし、アメフト、バスケットボールも盛んではありません。その日のスポーツBARではツールドフランスと言う有名な自転車レースの中継が流されており、そのフランスの銀行のBOSSは食い入るように画面を見ながら飲んでいたところ、米国人が”さっきから同じじゃないか!競争ならばもっと動きがないとつまらない”と言い、フランス人のBOSSが気分を害して私たちのところに移ってきたのです。ツールドフランスと言うのはチームが極めて重要であり、米国人がつまらないと言った場面も、複数のチームが集団の中で少しでも有利なポジションの取り合いをしていて、欧州人はその駆け引きを楽しんでいるのです。
欧州人の中でも、特にフランス人はプライドが高く、現在でも国際政治において米国に一番強い発言を平気でやります。このあたり米国の言いなりの我が国は見習う必要がありますね。後で米国人もやってくるのですが、その日はいつになく彼は饒舌で部下である私の友人に話しかけてきました。ちょうど彼の離婚問題について二人で話していたところでした。彼もエリートですが女性関係は派手で二度目の奥さん(ロシア人)との離婚の条件を考えていたのです。
そのフランス人が言うには、”だいたい結婚なんかするから別れる時に面倒になるんたよ!お前たちの国の離婚率はどのぐらいだ?”
“10人のうち3人ぐらいです”
“ふん、まだまだ甘いな。わがフランスは約55%だ!だいたいヨーロッパは6割に近い。”
“で、離婚すればだれが損をするんだよ?”
“損はお互いに・・・・・・”
“あほか日本人!損をするのは能力と金がある男だよ!離婚すれば資産の半分なくなるんだぞ、フランスでは結婚にしがみついているのはワイフの収入に頼ってるダメ男ばっかりさ”
我々が答えに詰まってると彼はこう言い放ちました。
“今や我がフランスでは55%のカップルが結婚と言う制度を利用しないで子供を持っているんだ。事実婚と言うやつだよ。結婚していなくても、子供はすべての社会保障の権利を持てるんだよ。だから!この世の中からやがて結婚と言う古い制度はなくなっていくんだ。どうせ別れるのだから、簡単に分かれたほうが良い。フランスが世界の最先端なんだ。必ず世界から結婚は減っていく!”
そういえばF1レーサーのジャン、アレジと結婚した後藤久美子も婚姻届けを出していない事実婚でしたね。。このフランス人のドライな考え方にも一理も二里もあると思いました。その後すっかり影響を受けたこの友人は現在、若い女と暮らしていますが、彼女の名前の貯金通帳を担保に事実婚を貫いています。ここの読者はほとんどが女性ですから、管理人の今日の書き込みでお怒りも感じられるかもしれません。【ブルータスお前もか!】には私はまだなっておりませんよ。