人に優しい国

こんばんは。お久しぶりです!簡単に携帯電話から更新できる薬膳仲間のブログを更新することが多くなり、パソコンを立ち上げて文章を書かなければならないここがおろそかになっておりましたが、読み返してみますと、やはりここにこそ私のやってきたことの歴史があり、自分が生きた証として書き続ける決意が不思議と心の中から湧いてきました。

商売のためでも何でもありません。自分の主義主張を世に問う場所でもあると思いました。

今まで通り薬膳のお話だけではなく、自分が知っていることをお伝えしたい。今後もそれを一番に訴えていきます。

私は先月の半ばに日本を出て、香港、中国、そしてタイへと移動してきました。それぞれの場所で感じたことをお伝えしたく、まず本日は現在滞在中のタイについて書きたいと思います。
日本と言う国は本当の事は報道されません。特に政府にとって都合の悪い事はネットで調べても出てきません。自分で調べるしかありません。私のように長く外国に住んだ者でさえ、未だ知らないことも新しい発見もあります。
本日は皆さんとそんな話を共有できたら良いなと思っています。
ここタイのパタヤと言う場所はベトナム戦争の時に米軍が保養所として使っていた歴史があり、非常に多くの欧米人がここに住んだり長期滞在をしています。その非常に多くの彼らが大好きなBARがあり、昼間から酒を飲んで、BARの女性と楽しそうにしている彼らをとてもよく見かけます。
長く住んでいる日本人に、どうして彼らは毎日あんなに遊んでられるのか?と聞いてみますと、彼ら欧米人の年金と言うのは日本円で4-50万円あります。いや、人によってはもっともらっていますよと言うのです。
とても気になって、ネットで検索しても、世界各国の年金ランキングとしか出て来ません。これを見ても世界の人々が毎月いくらの年金をもらっているのか全く分かりません。本当にずるいです。
で、YouTube で検索をしてみますとある日本人が欧米のリタイヤした人たちにインタビューしている動画を見つけました。その動画を見て、彼の言っていることが本当だとわかりました。欧米の国は日本よりも年金に対して少し多く支払いますが、企業側の負担も非常に大きく、うらやましい限りです。
なぜこんなにもらえる金額が違うのか?と申しますと、金融の業界に身を置くものとしてわかるのは、年金の運用の問題があると思います。
世界のマーケットを牛耳っているのは言うまでもなく白人ですから、本当のプロが運用しています。翻って我が日本は年金の運用も丸投げ、高い手数料を支払い、リターンは欧米と比べると非常に少ないです。
少子高齢化は、先進国は、どの国でも同じです。先の東京オリンピックでも1部の企業と権力を握ったものが下請けに仕事を与え、中抜き中抜きで莫大なお金が消えていきます。
私は日本を見ていると、時代劇でよく見る悪代官と、その取り巻きだけが良い思いをし、その他大勢は重税に泣く。その場面を思い出します。
我々はとんでもない国に生まれてしまったのかもしれません。
タイに滞在してみてみて感心することがあります。多くのアジアの国と同じように、ここタイでも、車の数よりもオートバイの数が多く、その多くはヘルメットもかぶらず、車の合間を抜けて走り回ります。日本だったら、オートバイは交通弱者ですから、小さなオートバイは、車に気を遣って、道路の左端を静かに走っています。
しかし、ここではオートバイが我が物顔に走り回り、車はゆっくり走っています。誰もホーンを鳴らしません。むしろ交通弱者であるオートバイを優先しています。大きな車がオートバイを煽るような事は見たことがありません。
私は長く外国に住んでいましたから、将来も少なくとも半分は外国で暮らしたいと思っています。
それはなぜなのか?日本は面白くないからです。もちろん皆さんから反論の声もあるでしょう。私は市場が大好きなんです。どこの国に行っても市場に行って、並んでいる野菜や魚を見たり、何よりお客さんとやりとりをしてる市場の人たちの笑顔が大好きなんです。
日本で市場は生き残っていますか?大企業が政治を動かし、弱い立場の市場はどんどん潰れていきました。でも、日本人の収入の倍近くも給料があり、すごく土地の値段、家賃が高いあの香港でさえ市場は各地に生き残っています。今の日本どこの街に行っても同じように大企業の店ばっかりになってしまいました。面白みは全くありません。
スーパーマーケットで売っている商品は、確かに清潔で安全でしょうが、いろんな添加物が使われています。本当は採れたての野菜や肉や果物を市場で買って食べるのが健康的じゃありませんか?
また、ここタイでは非常に多くの屋台が小さな店を出しています。その多くはご飯のおかずのようなものですが、びっくりする位安いです。
私が翌日のお弁当にと買って帰るカオマンガイ(鶏の炊き込みご飯に鶏のもも肉を蒸してカットしたものを乗せ、タレをかけるタイの名物料理)などは1食たったの120~150円なのです。私はまだタイ語が話せませんから、翻訳を使って屋台のおばちゃんに聞いてみました。こんなに安く売って利益があるんですか?税金払えますか?
帰ってきた答えにまたびっくりしました。私たち零細業者は一切非課税なんですよ。帳簿をつける必要もありません。子供たちの学費も、高校までは一切お金がかかりません。
もう我が祖国日本との違いに戻る驚くばかりです。日本では零細業者からも税金を取るためにインボイス制度ができたり、弱いものからでも遠慮なく税金をとっていきます。
そして選挙の前になると時代劇の悪代官と同じように時々米(金)を配ります。
どうでしょう、今の日本とタイを比べてみて、どちらが弱いものに優しい政治なのでしょうか?
他国と日本を比較してどうなんだと言う声もあるかもしれませんが、先日娘に質問されました。お父さん私これから会社に入って働いて、年金保険や税金を払って、将来年金をもらえますか?
私は答えに窮しました。我々は逃げれないとしても子供たち、孫たち、そして日本の若者は自分で自分が住みやすい国に住むべきです。
私の読者は独身女性も非常に多いです。歳をとれば、部屋さえ借りることが難しくなるそうです。まだ漠然とした考えでしかありませんが、私がこの暮らしやすいタイで根を張っておけば、私の読者で困っている人がいれば、助ける方法が見つかるかもしれません。
本日は微笑みの国と呼ばれるタイで新しい発見をお伝えしました。次回は香港の今について書こうと思っています。