みなさんこんばんは!私は今も香港の永久居民なので、第二の故郷のように思っています。今から思えばよく15年もの間、年の大半を異国の地で過ごしたものだと思いますね。
私は子だくさんでしたが、息子ばかりでやっと待望の娘が生まれたばかりで単身赴任はとても寂しかったのを覚えております。私を香港に行くように勧めたのは有名な外資系証券でした。一番大きな理由は、投資に対するコストの低さでした。例えば日本で株式の売買をして値上がり益が出ますと約20パーセントの税金がかかります。配当金に対しても。みなさんのわずかな銀行預金の利息にも同じ率の税金がかけられているはずです。しかし香港は全くの非課税です。
それでも娘がかわいい盛りに一緒に暮らせなかったことは唯一の心残りです。まぁ今は娘と二人、わいわいがやがやとその日を暮らしてはおりますけど。その第二の故郷である香港が、中国の圧力を受けて自由な言論が規制され、多くの政治活動家が逮捕され指名手配になったことはみなさんもテレビの報道などでご存じのことだと思います。その圧力を嫌う香港人はカナダやオーストラリア、シンガポールなどに移住し、私のように長期滞在していた欧米人、わが日本人も随分減ってしまいました。
前回の訪問時には、大手の甘党の店で日本にも出店していた【許留山ホウライサン】が破産したり、板長寿司も全店閉鎖し、一等地でも空き店舗が目立ち私は香港の衰退を強く感じて帰国したのです。そんな香港が今、保険業界を中心に銀行など金融業界が大復活をし始めていると香港時代のマネージャーから連絡が入りました。
日本という国は政府や大企業にとって都合の悪いニュースや情報は報道されません。日本が民主主義?とんでもない!実態は世界で一番成功した社会主義と言われています。とにかく個人からは取れるだけの税金を取って、選挙の時に大量に投票が得られる組織、団体、企業にばら撒くのですからね。
では香港の金融業界が何故活況になっているのか?を説明したいと思います。中国政府は昨年、香港と隣接する広東省9都市の住民に香港とマカオの銀行が販売する投資商品の購入や、保険の加入を認めるという規制緩和を発表したのです。そもそも中国人は海外への投資は認められておらず、ビットコインなども買うことは出来ません。広東省ですが、なんと住民の数は1億2656万人!ほぼ日本と同じ人口なのです。
みなさんは日本人ですから世界の人が加入している本当の保険というのはご存じないと思いますので、わかりやすく説明しているサイトがあったので引用させていただくことにしました。
写真1は、中国本土から香港、マカオへの資金流入。写真2は日本の大手生命保険会社の払い込みと満期時の受取額。一例として35歳男性、死亡保障が1000万円、払込期間は25年です。写真3は香港の生命保険大手のシュミレーションです。続いて写真4は死亡時の受取額です。最後に解約返戻金の比較です。写真5。驚くなかれ、この計算は1ドル100円で計算したものですから、35歳で香港の生命保険に加入した人が80歳で亡くなった場合には5651万円遺族が受け取れます。解約した場合でも4260万円です。東南アジアの富裕層はほとんどが香港の保険に入っています。
私も入りたい!
無理でございます~ 日本に住んでいる日本人は外国の有利な?普通の保険に入ることは出来ません。最新の報道では、香港の大手銀行は中国本土広東省の顧客を取り込むために、定期預金の金利を10パーセントに上げて勧誘しているそうです。
みなさんは今から海外移住は言葉の壁や、日本でのしがらみで難しいでしょう。でも子供や孫には若い時からこういう保険に加入して、お金の心配のない老後を迎えてほしいと思います。
次の週末、私は伊豆にある日本一早い桜祭りが行われる河津桜に行きます。とうとう薬膳カレーが大手のルートで販売されることになり、大手が出店しているレストランに応援?に行くのです。もし河津桜に行かれる予定がございましたらお気軽にお見えをかけてくださいませ!