薬膳食品の研究 その二山くらげ

長寿薬膳堂の出品しているメルカリやPaypayフリマで人気が高い商品に山くらげがあります。一部中華圏では皇帝菜とも言われますが、通りの良い呼び名は貢菜と言います。

一部日本でも栽培をしていますが、中国原産の野菜で安徽省や福建省に産地があります。一言で山くらげを説明すれば、(背の高いレタスの茎を割いて乾燥させたもの)ですかね。

独特の食感がありまして、シャキシャキ感が強く、腹持ちがとても良いです。香港では唐辛子を使って漬け物にして食べたり、豚肉と炒める事が多いですが、100gあたりのカロリーがたった18カロリーしかない為、ダイエットブームで人気が高まっています。ちなみに皇帝菜、貢菜と言う呼び名は昔、皇帝に献上された野菜と言う意味で、香港、中国では高級な野菜です。

この山くらげを薬膳食品として紹介すべきか否かについては、私にも迷いがありますが、世界一長寿の香港人がよく食べていますし、何より管理人の私が頻繁に食べております。

効果ですね〜 私は酒飲みですから、気を許すとすぐ太ってしまいます。ホント5キロぐらいあっという間に、、、ですから、先日紹介した雲きくらげと山くらげ、それにチンゲン菜やキャベツ、もやしなどを加え、中華風の炒め物にして大皿に山盛りにして食べます。

一番の効果はお通じの改善です。便秘薬が手放せなかった私ですが、今や便秘薬をどこに置いたのかさえ忘れるぐらい。そのぐらい快調です。(笑)

香港では山くらげに多く含まれるカリウムが体内の余計な塩分を排出させる為、血圧の高い人や、母乳の出が良くなるとして、小さな赤ちゃんを持つお母さんがよく食べています。

皆さんは中国産と聞くと拒絶反応される方も多いだろうと思います。日本のテレビ、新聞は中国を良くは書きませんからね。まあ外国に15年も住んだ私から見れば、アメリカは善、中国は悪。これが植民地のままの日本の現実なのだろうとは理解しています。アメリカからミサイルや戦闘機を買わなければなりませんからね。

すぐ脱線しちゃいますが、私は香港を拠点に、中国本土や台湾にも会社を作り、たくさんの友人がいます。今でも長寿薬膳堂のメインビジネスは日本の水産加工品の輸出です。私は完璧ではありませんが中国語も話せます。そんな私だから知っていますが、多くの中国人は日本人にとても親切ですし、アジアの先進国として扱ってくれます。そして大きな大きな中国には、素晴らしい自然もあるのです。

長寿薬膳堂が取り扱っている山くらげは、安徽省などの大産地と違い、雲南省の山くらげを輸入、販売しています。何故ならば、私の元従業員が故郷の雲南省に帰り、結婚して家族、親戚たちと山くらげの栽培をしているからです。雲南省にはシャングリラがあり、とても美しい高原都市です。彼曰く山くらげは不思議な野菜で虫もつきません。もちろん化学農薬なんて使いません。

私は例え中国産であったにせよ、薬膳効果が高い良い食品であるならば、どんどん輸入し、広げて行きたいと考えています。

ただし!自分が現地に赴き、栽培について中国語で質問して、確認し、納得した食品だけを輸入し、まずは自分が食べて、そして皆さんにもお薦めします。それが当然だと思います。