羅漢果について

おはようございます、管理人です。金曜日の夜と言うのは私にとりましては一週間で(一番自由な日)なのです。何故かと言うと毎日書いている香港、台湾へ向けたレポートを朝までに書かなくても良い日だからです。ですから金曜日の夜は外食し、その後飲んで帰ることが多いのです。それでも長年続けてきた習慣と言うのは恐ろしいもので、やっぱり三時には起きてしまい世界のマーケットを観察し始めました。中長期手的なトレード手法は試し買い→本玉投入→追加と言う流れになるのですが、2-3日から2週間程度の短期的な利ザヤを狙う場合には、非常に有効な手法があります。極めて単純で5日移動平均線を上回ったら買い→下回ったら売り。と言う手法で米ダウ先物は半月ほど前に5日線を上回って買いに入り、少しずつ利食いをして来ましたが今夜、5日移動平均線を下回ったので残りの建玉も利食いとしました。これはもう株式のレポートには以前から書いております。

今回はビットコインなど仮想通貨が米国株に遅れて上げることはありませんでしたが、最初の買いは放置し、やがて本格的に上げる時に大きく買う事になります。狙ったターゲットを最初に小さく買って観察を続けるのはいつもの事です。

さて今夜は私が最も注目している新食材の羅漢果について書かせていただきます。今も羅漢果を砂糖代わりに使ったコーヒーを飲みながら書いています。とっかかりは国際薬膳師の方にガンに効果のある薬膳茶の配合を依頼した時に、羅漢果と陳皮を輸入してほしいと要望があり、10年陳皮と羅漢果を買い付けたのが始まりでした。高いんです!10年陳皮なんてびっくりするような価格ですし、羅漢果の大粒で甘い物はなんと6年物の高麗人参並みに高いです。

商品開発、販売前に皆様にLINEでアンケートを取りましたところ、私の想定よりもずっと多いお返事を頂き、羅漢果に対する自分に認識不足に恥じ入ると共に、研究を開始しました。すると!なんと私が小学校の時に可愛がっていただいた岡山大学名誉教授の森昭胤先生が【羅漢果の凄い薬効】と言う本を出されているではありませんか~!

森先生が大阪の阪大におられた時に同級生のお父さんだったのです。古い本でしたが早速取り寄せ、隅から隅まで読みました。要約しますと、羅漢果は神果と呼ばれる中国桂林の特産品でこれを治療に使った羅漢と言う僧の名前に由来しているという事で、羅漢果のお茶は100歳以上のお年寄りに愛飲されているとの事。そして羅漢果の何がすごいのかと言う点ですが、全ての病気の根源となる活性酸素を取り除く効果が非常に高いという事で、それこそ万病に効くとあります。念のため香港の王先生にもお尋ねしましたが、広東省あたりでは干し柿と一緒に飲む習慣があるそうで、様々な薬効が認められているそうです。

羅漢果の商品化にあたり、最初は単なる砂糖代わりにと考えておりましたが、それだけではだめです。羅漢果の商品を調べてみますと、ラカン〇や顆粒タイプのものが多い事が分かりました。500gで販売されているものが多いのですが、素朴な疑問が湧いてきました。何故こんなに安い価格で販売できるのだろう?何故わざわざ顆粒にしなければならないのだろう?です。

最大手のホームページを見ますと羅漢果の生い立ちや効能、民間伝承の羅漢果茶など私を可愛がってくださった森先生の本の文章がそのまま使われていました。では顆粒ととは何ぞや?顆粒とは細かいパウダーに乳糖やでんぷんを添加して粒と粒をくっつけてサラサラにしたものとあります。なるほど!羅漢果の濃縮液を顆粒化することで【現地でも高価な羅漢果を儲かる商品にしている】んだな。

さぁ私も羅漢果の魅力にすっかりはまってしまいました。ラカン〇の製造企業は大きいですね、ビルも立っています。しかし私のやっている薬膳ビジネスは言わば八百屋なんです。一般的に八百屋より魚屋が儲かり、魚屋よりも肉屋が儲かります。これは脱税の件数や金額からも分かる事ですが、八百屋ってのは差別化しにくく利益率も高くなく、その上に野菜は長持ちしませんから儲けるのは至難の業なのです。特別な白菜と言っても500円では売れないでしょう?

魚屋さんは刺身にしたり、焼き魚に加工したりと付加価値をつけ、在庫も商品化できる強みがありますよね、単価が高い肉屋の儲けは大きいのです。

うーーん・・・・・一生懸命に働いてくれているみんなを幸せにしたい!私から次の世代へ薬膳ビジネスを引き継いでもらうためにも、せめてもう少し利益の残る会社にしたい!そう考えますが、初心忘れるべからずです。金融のビジネスで15年暮らした香港で、人々が薬やサプリに頼らず2000年もの間試行錯誤して作りあげた自然にあるもので健康を維持する。その薬膳を日本で広げるために私は薬膳の輸入販売を開始したのです。

だとすればわざわざ混ぜ物をして原価率を落とし、仕入れから5倍、10倍になる商売をせずとも、羅漢果だけを使ったパウダーで良いじゃないか?欲しい人には羅漢果をそのまま販売し、ご自分でお茶にしてもらえばよい。金儲け主義の汚い世の中に、一人ぐらい馬鹿がいても良いじゃないか。ですから私はこの羅漢果を混ぜ物無しのパウダーにして販売を開始いたしました。初回輸入分は加工に試行錯誤をしたため、数量がありません。

私はコーヒーに使っていますがかなり甘いですし、違和感はありません。虎子パート長は豚の角煮、魚の煮つけに使いましたが煮崩れもなく美味しいそうです。ただし、かさ上げ、混ぜ物混入の合成食品ではありませんから、少し黒糖のような、漢方のような風味もあります。私の販売する羅漢果パウダーはカロリー0のダイエット食品ではなく、活性酸素を体から追い出してくれる薬膳として考えます。良い使い方など今後皆様からの応援とレシピをお待ちいたします。

本日は大阪の京橋商店街で直販部がイベント販売をするので準備を手伝いに行ってきます。皆様も良い週末を!