皆さまおはようございます。2022年も本日を含めて残り三日ですね。年末のご挨拶は改めていたしますが、今年は歴史的な円安とインフレが日本経済を襲い大変な年でしたね。安倍元首相の狙撃暗殺と言うニュースも記憶に新しいところです。私生活では大きな変化があり5月に離婚して、生まれて初めて料理、洗濯、ゴミ出しなどをやるようになりました。食器洗い機も買いましたが、慣れと言うのはすごいもので最近は手洗いいのほうがずっと早いです(笑)
一時1ドル150円を超えていた円安も、政府の介入と日銀の金融政策変更で130円台まで落ち着きましたが、資産を日本円だけで持たないという考え方に変わりはありません。困るのは薬膳輸入開始時には15円台だった対中国元の為替レートがあまり下げてくれず、本日現在19.24円になっている事です。私の取り扱う薬膳食材は、一部台湾やタイの物もありますが、多くは中国の産地から買い付けているため元に対しての円安は買い付け交渉に大きなマイナスです。
日本の物価が上がっているのはこの中国元に対しての円安が最大の要因なのです。日本は実に多くの食品を中国から輸入していますからね。それでも何とか値上げをせずに来れたのは、昨年の同時期に買い付け金額と別に年間の予約金として半分支払っていたためです。ここ1か月半ぐらい前から私は買い付け交渉に力を注いでいました。薬膳堂の主力食材である大なつめはシンガポールのバイヤーに30トンも買われてしまい、円安のせいで彼らの買い値では買うことが出来ずに暗礁に乗り上げておりましたが、産地社長からサンプルが送られてきました。
最大のなつめより一回り小さいが、栽培地区のなつめは味が良いと人気が高くなってきています。これが気に入ったならばと買いやすい価格を提示してくれたのです。そのサンプルが昨日届きみんなで試食してみますと、もう絶品でした。甘さ、フカフカ感、100点満点なのです。すぐに買い付け予約をしましたが、そういうだろうと思ったととりあえずの販売分を既に送ってくれました。買い付け価格も少し安くなりましたので年明けから値下げして販売を開始いたします。定期購入の価格も見直しますので少しお待ちください。
それと新しい薬膳食材と香港の高級薬膳ショップで見て来た経験から橘花茸(さなぎ茸)を買い付けました。先日の香港出張時に行った高級薬膳ショップでは、かなり広いスペースを使って、さなぎ茸の販売コーナーが設置されており、殆どの客が買っていく。との事なので聞いてみますと香港人は毎日の食事に必ずと言ってよいほどスープを飲みます。このさなぎ茸は豚肉や鶏肉のスープを美味しくしてくれますし、体にもとっても良いと聞き、私も力を入れて販売してみようと思いました。冬虫夏草の成分で人工栽培したきのこですが、香港では年々売り上げが増加しているそうです。また新しい食材は陳皮と竜眼肉です。これは薬膳仲間の皆様からのリクエストです。
陳皮はミカンの皮を干したもので、お仲間の国際薬膳師様からのリクエストで15年陳皮を一度だけ買い付けましたが、あまりに高いのでネット販売はせず、直売所にだけ置いていました。今回は10年、15年の高いものではなくて6年、7年物でも良いから品質の良い陳皮を入れて欲しいとリクエストしていたところ、良い品質の陳皮が届きました。七味唐辛子や、カレー粉にも使われているのですね~
新年は4日までパートさんたちがお休みで出荷は出来ませんが、すごく美味しいなつめや新商品の販売を開始いたしますのでご期待ください!