薬膳トムヤンクンレシピ

こんばんは。情熱管理人です。今朝は精魂込めた製品が郵便局の検査係に邪魔されて届かなかったことに怒りまくって文章を書きましたが、さぞ読み苦しい部分もあったと少し反省もしております。本日夕方、単身郵便局に乗り込みましたが、暴れず、騒がず、今後の話をしてきました。朝からたくさんの方に、落ち着いて考えるように諭され、母親に叱られているようで内心はほっとしました。結局、郵便局と特約契約を締結することにいたしました。ここ神戸は通販大手が少なく、長寿薬膳堂が日本一になるまでしっかりサポートしてくれると言うので、受けることにしました。

さて・・・・・怒りの文面の途中で書きました、男の薬膳、きくらげ、野菜たっぷりのトムヤンクンのレシピについて書きます。私の香港時代・・・・いや今も住所香港においてありますが、15年の香港生活で私は一人の女性におおいに助けてもらいました。彼女の名前はマーレイ、フィリッピン人です。私と知り合った時彼女はもう香港のドメスティクヘルパーとしてはベテランで、私の友人の日本人投資銀行マネージャーの家に住み込みで働いていましたが、ウクライナ人の奥さんと馬が合わず、次のボスを探しているところでした。私は男ばっかり10人の我が家に来てくれるように頼みこみ、彼女は来てくれることになりました。

もちろん家の中は全部英語です。当時はまだ英語が苦手だった私を彼女はしっかりサポートしてくれ、香港での税金申告、交通違反、銀行とのやり取り、また香港で日本食品の直売所を開いてからは、売り上げ管理、食品安全局とのやり取り、日本への仕入れ代金の送金等々朝、5時半に起きて10人の男たちの食事を作り、洗濯をして私の部屋をかたずけ、加えてこれだけの仕事をしてくれたのです。そんな彼女がある夜泣きました。フィリッピンのお父さんが亡くなって、葬式に帰国して帰ってからしばらくしての事です。

Boss私は仕事をする意味を失ってしまった。来年は40歳になる。18歳で香港へ出稼ぎに来てから給料の大半をお父さんへの仕送りに使ってきた。しかし今、お父さんがいなくなり、気が付けば貯金はない。ボーイフレンドもハズバンドもない。と泣くので、私のために香港に残ってほしい。見ての通り私は出来ない事も多い。手助けが必要た。あなたが必要なのだと話すと彼女は分かった。と言い、それから彼女が結婚するまでの2年間、本当に家族のように私を支えてくれたものでした。結婚式にはゴッドファーザーと言う立会人として参列し、あいさつもしましたが、帰国する前には自分の姪御を新しいお手伝いさんとして呼んで教育し、綺麗に帰っていきました。今も交流は続いており、いつかフィリッピンで一緒に日本レストランをやろうと話とています。

彼女はとても料理上手で、おでん、うどん、ラーメン、各種日本料理も完ぺきにこなしてくれましたが、以前タイ系中国人に雇われていたことがあったそうで、タイ料理も作ってくれました。元々香港にはタイ料理店が非常に多く、多くのタイ人が香港に住んでいました。私はトムヤンクンと言うタイ料理が大好きでよく彼女にリクエストしていたのですが、基本的にトムヤンクンはクン、つまり海老のスープであり、深みがないことから豚骨トムヤンクンを作ってもらったり、二人でレシピを色々と試し、行きついたのが今のトムヤンクンです。どちらかと言えばトムヤムガイ(鶏肉)に近いですが、海老ペーストを使うのでオリジナルです。

レシピ

1.あればレモングラス、カー(ガランガルと言うタイ生姜)ミカンの葉などを鶏肉と一緒に煮ます。このようなタイ食材がなくてもペーストに入っているのでなくても可。

2.書き忘れましたが鶏肉は手羽先のように骨が付いている物。丁寧にアクを取ります。

3.固いものから煮ます。私の場合はキャベツ、チンゲン菜など。ある程度煮立ったら、トムヤンクンペースト1を加えます。味噌汁を作るのと同様にお玉にペーストを乗せて溶きます。

4.次に柔らかい具材を投入。むきエビ、きくらげ、もやし、山クラゲなど。その後トムヤンクンペースト2と海老ペーストを溶いて混ぜます。味を見ながらナンプラーを加えます。

5.ここからが重要です。完全に煮立ったら、火を止めて、ココナッツミルクを入れてゆっくりとかき混ぜます。ココナッツミルクは熱に弱いので火を止めてから入れるのです。

これで完成です。インターネットでも売っていると思いますが、なければ連絡してください。