薬膳と健康のためのブログなんだけれど・・・・

おはようございます、管理人です。私はこの深夜の一人の時間がとても好きです。今日などは香港、台湾の証券会社にレポートを送る必要もなく寝ていても良いのですが、習慣と言うのは恐ろしいものできっちり午前三時には目が覚めて、ビットコインの売買などをしています。

さて、ある方から、私のLINE仲間のLINEにこんなメッセージが来ました。岸田内閣は給料を上げると言っていますが、本当に上がるのでしょうか?と言うご質問です。私は本業の株式アナリストの立場から、日本の宗主国である米ゴールドマンサックスからも情報を得ており、いわば知りうる立場にありますが、それは困難だと思います。岸田さんが国民の給料を上げる。成長と分配と言ったのは、未だ自民党を牛耳る安倍、麻生に対する対抗心からなのです。

経済的にアベノミクスを説明しますと、米国から政策を提案され始まったのがアベノミクスですが、簡単に言えば、国債をどんどん発行し、株を買い上げて金持ちと、大企業と、大企業の大株主である米国に貢ごう!と言う政策なのです。金額ベースで国債を522兆円、株のETFを33兆円積み上げ、それを日銀に引き受けさせた。結果、2013年の日銀の総資産241兆円が2019年には604兆円に拡大し、その差額が政府がお金を発行したと考えて良いでしょう。

財務省が言う【国民一人当たりの借金900万円、1000万円】なんて言うのは全て嘘です。また今話題になっている子供一人当たり10万円のコロナ対策費・・・・こんなケチ臭いまやかしも信用してなりません。アベノミクス以降、株価は8000円から3万円に上昇し、相次ぐ企業減税で上場企業の預金残高は400兆円に膨れ上がり、企業の配当金増額で金持ちと大株主の米国は潤ったものの、多くの中小企業と、大企業で働く人以外の個人は逆に貧乏になったのです。

だから岸田さんは、アベノミクスと安倍、麻生に対抗するために国民の収入アップを宣言したのですが、米国の手先の竹中平蔵のような輩がいる限り、岸田さんの言う大企業と、金持ちと、米国の利益を個人に分配するというのは非常に困難だと私は考えます。金以外の幸せを私たちは考えるほうがずっと幸せです。本音を書きますが、私として日本人です。日本に対する愛情はすごくあります。だからこそ今の日本の現状を一人でも多くの方に伝えたい。その一心です。しかし、私の生きている間に、日本を変えることは極めて困難なのも事実です。今回の選挙を見ても、大阪は自民党に対する不満を維新が吸収して躍進しましたが、東北など自民党が強い地域では自民党の圧勝に終わっています。

何故か?それは農林水産業に対する巨額の補助金です。地方に行けば今くほど、自民党のばら撒く補助金がなくてはやってはいけない構図になっているのです。本当に失望する選挙でしたね。結論!岸田さんが頑張っても、国民の給料は上がらないと思います。政府が通貨を発行するのは今後も続いていきます。それを大企業や金持ちのために使うのではなく、国民に配らなければ世の中は変わりません。悔しいですがそれが本当の日本です。