薬膳食品の研究 その一 雲きくらげ

世界一長寿の香港の人達は皆(健康オタク)と言われています。市場やスーパーの軒先では、見たことも無いような乾燥キノコを売る商人がいて、薬膳効能を説明しています。そこにたくさんの人が集まり、ああだこうだと話しています。その世界一長寿の香港の人達が口をそろえて私に薦めるのは、中国黒龍江省の黒木耳(黒キクラゲ)なのです。

我々日本人にも薬膳と言う言葉が知れ渡り、薬膳アドバイザーや薬膳料理の店も増えてとってもうれしいのですが、やはり薬膳の本場、それも長生きしている人達の意見は聞く必要があります。

彼らによると黒龍江省の黒キクラゲ、それも小ぶりで水で戻すと大きく膨れ、プリンプリンの食感の物を香港では(雲耳)と呼ぶが、何も品質のことだけを言っているのではない。関税が一切無い香港においては、世界中の身体に良い食品が集まるが、重要なのは、何月にどこの産地で収監された物が一番身体に良いのか?と言う事も大事に考えなければならない。こう私に薬膳を教えていただいている王先生はおっしゃいます。そりゃそうです。だって相手は4000年の年月をかけて試行錯誤の結果、見出した医食同源なのですから。

中医学的分類は 五性:平五味:甘 帰経:胃、大腸、肝、腎 分類:止血 で

効能は活血涼血止血、毒熱邪気の化膿性疾患、潤肺益胃、利腸、眩暈、肥満、便秘 とあります。

要は腸の調子を整え、お通じに大変効能があり、血を増やし貧血、足腰の調子を整え、肝臓、腎臓を強くします。

この写真は中国黒龍江省ハルピンの雲キクラゲ栽培風景です。満州の一部で伊藤博文が暗殺された地であり、日本人にも関わりの深い都市ですが、1月の平均気温は−18.6℃と世界の大都市の中では最も寒い部類に入り、マイナス40度になる事もある一方、夏場は30度近くまで気温が上がり、10月にはもうマイナスになると言う様に(非常に温度差の激しい地域)なのです。この温度差こそが最高品質で薬膳効果の高いキクラゲが育つ環境と言うことで、長寿薬膳堂もこの産地のものを輸入販売しています。将来かなりの販売量になると予測し、(雲キクラゲ)を商標登録申請をしました。

この写真は私の友人の弟のキクラゲ園での栽培風景です。この友人は夫の暴力から逃げるため、離婚して小さな子供と一緒に大阪に住んでおり、とても頑張っています。確かに私も日本人ですから、国産と言う言葉に弱いです。しかし例えば蕎麦を取って見ても日本産はわずか14%しかなく、雰囲気で地のお蕎麦と感じるだけですし(純国産だけを使っている頑固なお蕎麦やさんもあるでしょう。ごめんなさい)中国から菌床を入れて、国内に置いておくだけで国産椎茸として販売してもいます。私は耐え中国産であっても、生産者と栽培方法を知り、薬膳効果が高いのならば積極的に輸入しようと考えます。

ハルピンは清涼な気候、誠実な人々が暮らす町です。美人もとっても多いですが、背がかなり高いのが玉に瑕です。

現在、某佃煮メーカーとタイアップしてこの雲キクラゲと他の薬膳食材とを使い、日本人の口に合い、毎日食べていただけるような商品を開発中です。乞うご期待!